2019年5月アーカイブ

2019年5月16日

5月16日 うすぐもり


5月も半ばを過ぎました。昼間は暖かいを通り越して暑いくらい。窓を開けておくとちょうど良いくらいで、でも虫が入るので仕方なく閉め、そしたらやはり暑く「え、もう冷房?」という感じで、何かに負けた気がしてしまいます。夜は本当に過ごしやすく、散歩したい程度に心地良いです。
とりいくぐるのある奉還町から少し北に、国道180号線と並行して用水路があるんですが、ここが街中の割にかなり澄んでいて、ホタルの目撃情報がいくつか寄せられています。今年こそは僕も見たい。そういえばイタチとか、タヌキとか、そういった野生生物も見たことがあります。ちょっと歩けば雑木林もありますしね、いてもおかしくない。

さて、今回はそんな話でなく、クレジットカードの話です。
現在対応しているのはVisa、MasterCard、AmericanExpressの3種。JCBはすみません、利用出来ません。
本格導入は今年からで、およそ売上の30パーセントを占めています。それ以前は、手数料が痛いと考えていました。予約サイトからの宿泊だと予約サイトに数パーセント、そしてカードで数パーセント取られると、そもそも単価の低い宿泊費からするととても痛い!というのが本音でした。
しかしカードが使えないということで、敬遠されている方がいるかも、不便と感じている方がいるかもということで、導入を決めました。逆の立場だと、やっぱりカード使いたいですしね。手数料なんてこちら側の都合だし、とりあえずお客さんの便利さ、ニーズを優先させた格好です。
そうこうしていたらQRコード決済の営業の方が来ました。CMもすごいです。このあたりはひとまず先送りしていますが、今後お客さんから問い合わせがあればちょっと検討しますけど、普及率ってどんなもんなんでしょう。あと何より僕が使ってないんで、その利便性がいまいち分からないんですよね。ちなみに姉妹店のカドはカード使えません。あと高齢化が進むとりいくぐる近辺のお店は、もちろんそのほとんどがカード不可です。下手したらレジも無く、そろばんが出てきます。

今は30パーセントですが、今後もっと増えるかなと予想しています。
こういった不便なことをひとつずつ潰して足場を固めつつ、何だかすげえ良いっすね、ここ!とか言われるようにがんばります。今日はカードの話でした。では。

2019年5月10日

椅子があれば人は座る

椅子があれば人は座る


カラっと晴れた岡山からこんばんは。とりいくぐるです。

GWのビアガーデンのあと、机と椅子を中庭に出して、てかこれ常時これで良くない?ということで置いたままんにしていて。そんな経緯で中庭に椅子を置いていると、時折宿泊客、奥のお店の子らや、道行くおじいさんだとかがヨッコイショってな感じでひと休みして行くことがあるんですけど。思い返せば、商店街の果物屋さんも、魚屋さんも、ついこの間閉店された八百屋さんも、いずれもお客さん用の椅子が必ずあり、世間話や井戸端会議をしているのが日常の光景だったんですよね。椅子って、大事なインフラとまでは思わないですけど、それがあると気が利いているというか親切というか。そしてそれをきっかけにして、会話が生まれたりして。

かつて、ゲストハウス業界に対する僕の個人的な印象には、ある期待感がありました。たとえ辺鄙(へんぴ)な場所に位置するゲストハウスでもやり方次第でお客さんを呼ぶことができる。ゲストハウスは、過疎が進む地方を復活させる起爆剤になるのでは。そもそもとりいくぐる開業も、駅から少々歩き繁華街から外れた場所だったとしても、ゲストハウスなら勝機があると予想していたからでした。そして時は流れ、空前のインバウンド&民泊の風が吹いて、宿泊施設そのものが不足気味になり、どこもかしこもホテルの工事が始まりました。そこで現代に戻ってくる訳なんですけども、この後は一体どうなるんでしょう。他人事のような口ぶりですが、内心はそんな落ち着いていられない気持ちです。
きっと、素敵な宿泊場所があれば、少々大変でも人は来るんじゃないかと思っています。少なくとも僕は行きたい、行けてないのは時間が無いからですと言い訳させてください。
そこに椅子があれば座るんですが、その椅子がもし気が利いていて格好いいものならなおのこと。要は気の利かせ方、格好良さ。なのかもしれません。

なんだか書きたいと思っていたこととは随分と逸れてしまいました。しかしそもそも何を書きたいかさえよく思い出せません。これだ、と思ったら次の瞬間には別のところへ行ってしまってるんですよね。書きたいこと。
取り留めが無くなってしまったのでこのあたりで。以上、とりいくぐるでした。