2019年5月10日

椅子があれば人は座る

椅子があれば人は座る


カラっと晴れた岡山からこんばんは。とりいくぐるです。

GWのビアガーデンのあと、机と椅子を中庭に出して、てかこれ常時これで良くない?ということで置いたままんにしていて。そんな経緯で中庭に椅子を置いていると、時折宿泊客、奥のお店の子らや、道行くおじいさんだとかがヨッコイショってな感じでひと休みして行くことがあるんですけど。思い返せば、商店街の果物屋さんも、魚屋さんも、ついこの間閉店された八百屋さんも、いずれもお客さん用の椅子が必ずあり、世間話や井戸端会議をしているのが日常の光景だったんですよね。椅子って、大事なインフラとまでは思わないですけど、それがあると気が利いているというか親切というか。そしてそれをきっかけにして、会話が生まれたりして。

かつて、ゲストハウス業界に対する僕の個人的な印象には、ある期待感がありました。たとえ辺鄙(へんぴ)な場所に位置するゲストハウスでもやり方次第でお客さんを呼ぶことができる。ゲストハウスは、過疎が進む地方を復活させる起爆剤になるのでは。そもそもとりいくぐる開業も、駅から少々歩き繁華街から外れた場所だったとしても、ゲストハウスなら勝機があると予想していたからでした。そして時は流れ、空前のインバウンド&民泊の風が吹いて、宿泊施設そのものが不足気味になり、どこもかしこもホテルの工事が始まりました。そこで現代に戻ってくる訳なんですけども、この後は一体どうなるんでしょう。他人事のような口ぶりですが、内心はそんな落ち着いていられない気持ちです。
きっと、素敵な宿泊場所があれば、少々大変でも人は来るんじゃないかと思っています。少なくとも僕は行きたい、行けてないのは時間が無いからですと言い訳させてください。
そこに椅子があれば座るんですが、その椅子がもし気が利いていて格好いいものならなおのこと。要は気の利かせ方、格好良さ。なのかもしれません。

なんだか書きたいと思っていたこととは随分と逸れてしまいました。しかしそもそも何を書きたいかさえよく思い出せません。これだ、と思ったら次の瞬間には別のところへ行ってしまってるんですよね。書きたいこと。
取り留めが無くなってしまったのでこのあたりで。以上、とりいくぐるでした。