2015年7月アーカイブ
2015年7月12日
続けること(リプライズ)
先日7月6日めでたく、とりいくぐるは2周年を迎えることができました。これもひとえに皆々さまの温かいご声援、ご尽力の賜物と厚く御礼申し上げます。
思い返してみれば色んなことがあったなあと感慨もひとしお。当初は7月1日オープンを目指していたもののやはりスケジュールは押しに押し、7月6日やっとオープンに漕ぎつけ、来たるらし夏の繁忙期に備えまだまだ不十分なところがあるとはいえお客さんを受け入れる事ができたのでした。「~らし」って期待の入った推定かと思ったんですが少し誤用かもしれません。お伝えしたいのは「繁忙期が来てくれるんであろう」というニュアンスです。あの頃から比べると、少しずつマイナーチェンジを繰り返し改善されていると思いたいんですが、まだ未熟なところがあり、それは今後の課題として一つずつ乗り越えていくことができればな、と。いいな、と。思っている次第です。
続けること、ということは最近ちょっと考えるキーワードの一つです。同業の方とついこのあいだ話をしていた際も、ともかく続けていきたいということを仰られていて、「いやー本当大事、続けるって大事だ」と心のなかで一人納得をし、それから何かにつけて続けること続けることと反芻しています。また別で飲食店をされている方も、「続けるってことは当たり前だか。当然のことだから」と仰られていていました。続けることでメイクマネーできるんだと。そしてやがて名声を得てレペゼン岡山。地元の奴らからリスペクトを集めるイルでドープな感じで頑張ります!って感じで。しかし真面目な話、続けることでやはりそういう認識が生まれるというか定着するというか、「岡山には『とりいくぐる』という宿泊できるところがある」から「じゃあ遊びに行く/泊まりに行く」という風にシナプスが繋がっていくと思うんです。商売していくために名が知られていく第一歩は続けていることで、また続けているからこそ信用も生まれるんじゃないかと。そういえば出来たばかりのころ、近所のご婦人(おばあさま)からウチのことを尋ねられ、僕がここは宿泊施設なんだとお答えしたところ、「ほーじゃあ、こかー連れ込み宿なん!(ということは、ここはなんとラブホなんですか)」と岡山弁で仰られ、そういう認識が出来てしまうとマズイってんで即刻訂正をしたという事件がありました。鳥居があるような謎の建物で若者が宿やるってなると、高齢の方とかはそういう印象を持つのかもしれません。でもずっとそこにあれば間違ったイメージも払拭でき、正しいものというか信用あるものとしてちゃんと定着できるはず。
そう、続けるというよりは「続けられる」ということのような気がします。微妙ですけど、ちょっと能動的かつ受動的な感じ。商売を続けられるということは、やはり世間からある程度の賛同を得ており商売が成り立っているんということになろうかと思うんです。当たり前のことなんですけどね。続けられるためには、たぶん同じものをそこそこのレベルで維持していくというよりも、ちょっとずつブラッシュアップしなきゃならないと思うんですが、出来るかな。まあ頑張らなきゃですね。頑張ります。
ということでそんな頑張るぞという気持ちを込め、来月2日にちょっとした2周年のお祭りをしようと企んでいます。日曜日の夜です。サザ◯さんや鉄◯DASHを見るのを我慢して遊びにきてくださいね。みんなでワイワイしましょう。お待ちしております。
では長くなりましたが最後に。これからも甚だ微力ながら皆様のご期待にお応えするべく、とりいくぐるもご指導を賜りますよお願い申し上げます。略儀ではありますが書中をもって2周年の御礼方々ご挨拶申し上げます。敬白。
2015年7月 6日
オープンして2年が経ちました
あっという間にもう2年、だけどまだたったの2年。
本日2015年7月6日で、とりいくぐるはオープンから丸2年でした。
いつも数ある中からこの宿を選んで泊まりに来てくれる皆さんはもちろん、日頃より遠くから近くから常に支え応援してくださる皆さん、本当にありがとうございます。
いつも同じことを言ってるのですが、ただただ望むのは、毎日きちんとした温度と手触りを保ちながら良い場所が良い場所として続いていくことであります。3年目はこの場所が続いていくための大きな変化も、具体的な形でお見せする年になるかと思います。
どうか普段は遠くから温かい目で見守って、いや、遠くから見守るのも早々に飽きる筈なので、そしたらすぐに遊びに来てくださいませ(近くの人はいつも遊びに来てくれたらいいよ!)。
とりいくぐる君、ハッピーバースデー、で、まだまだ道は長い。
追伸 > 告知が随分遅れてますが、実は8月2日の夕方から2周年のパーティーをやる予定です。遊びに来てね。
ではではまたまた。
(野口)
2015年7月 1日
人に何かをお勧めしてもらうという、ぜいたくさよ
気付けば7月、早いものですね★
お久しぶりです!明石です。
先日までちょっと早い夏休みを1週間ほどいただいて、旅に出ておりました。ゲストハウスを開業してからこんなに休んだのは初めてで、案の定というかまあいつものことなんですけど3日目くらいから、「俺は仕事もせずなに遊んでんだ」「世間ではみんな働いているぞ」と脳内で別の明石が囁き続けていました。とはいえ、いつもと違う風景に刺激をたくさん受け、おかげ様でリフレッシュいたしました。皆さまの紹介はここでは省略させていただきますが、道中でいろいろとお世話になりました。本当にありがとうございます!
今回はすべての街でゲストハウス(とそれに準ずるようなところ)に宿泊したんですが、同じ業種、業界に身をおく者として、それぞれのお宿で僕なりに思うところ、「ああ、素晴らしい...!」「なるほど、こんなやり方があるのか、フムフム...」などなどあり、非常に有意義だったなあということなんですけども、個別にどこがどうであったかというところはまあこっそりとりいくぐる内部で処理するとして、共通して一つ思ったことがありました。
それは、紹介されたお店に行くという行為の良さについてです。ゲストハウスをやっていて、宿泊客から観光地やお店などお勧めを聞かれる場面というのは毎日あるんですが、やはりその際、本当に僕が良いと思っている場所をご案内したい!というパッションが溢れだした状態になり、メモ紙にズラーっとお店の名前を箇条書きしてしまうこともあります。まあこういう細かい案内って毎回は疲れるんですけど、僕の性分はそれに合っているらしく、というか進んでそういうことやってあげたくて、ゆっくり時間のある時なんかには箇条書きをよくやっています。
僕は食べることが好きで、旅先で食べるご飯は、貧乏旅行でもなんとかぜひ美味しいものを食べたいとか考えるんですが、ビジネスホテルだとフロントのお兄さんに聞いたりすることもあれど、最近ではほら、レストランとかの口コミウェブサービスとかるじゃないですか。そういうのにやはり頼りがちだったりします。ゲストハウスって、もうお勧め聞くことって超自然な感じがその空間に漂って、というかゲストハウスの業界自体にそんな空気は蔓延していて、お勧めを聞くことが出来るというのはかなり大きな特長なんだと再認識しました。
今回立ち寄ったところはお店にしろ何にしろ、ゲストハウスの人や友人らがお勧めしている場所だったのですけども、その全てが大正解でドンピシャで、大満足だったためにこのようなことをつらつらと書いているわけなのです。
岡山は決して全国区の観光名所は無い土地ですが、それでも良いところっていっぱいあるじゃないですか。まあいっぱいあるんですよ。ゲストハウスをやっているとつい、地元のことよりも外のことに目が行きがちなんだけど、そこはバランスをちゃんと取って、せっかくこういう世界でやっているので、岡山の良いところをちゃんと僕は紹介したいなあ。
と、いうお話でした。