2019年11月アーカイブ

2019年11月30日

11月30日:閑散期がやってきた

11月30日:閑散期がやってきた


ヤア!ヤア!ヤア!やってきました12月。
明日は日曜日。そして月の第一日曜日なので、カドは京橋朝市出店&モーニング営業の日です。朝市では海鮮チゲ、モーニングではかぼちゃのポタージュ。旭川河川敷、もしくは奉還町でお待ちしています。

長かった瀬戸内国際芸術祭も終わり、岡山芸術交流も終わり、12月。思えば春先は、消費税増税からの閑散期突入というコンボに戦々恐々としていました。そして今、今後の予約表を見る限り、まだ胃が痛むような状況なんですけども...。
嘆いてばかりでも仕方ないんで、準備や更新をして、どうやら来たるらし春を待たねばなりません。閑散期をどうこうする

ヘタってきた備品を買い替えたり、事務作業を省力化したり。そしてとっても大事な今年の振り返りと、来年の目標を設定すること。エクセルと格闘する夜がまたやって来ます。
ということで、まずは溜まってきた書類の整理から始めることにしました。何かを始めるときはまず片づけと掃除から。これは学生時代から変わらない、一貫した僕のスタンスです。

ひとまず年末年始は営業いたします。
現在は個室と別館中心に埋まり始めていますが、ドミトリーはまだ余裕あり。ご予約はお早めに!
とりいくぐるでした。

2019年11月21日

11月21日:晴れ

11月21日:晴れ


たまに友人、知人から全国のおすすめの宿を聞かれることがあります。「〇〇に今度行くんだけど、いいゲストハウスある?」というような。もちろん答えることはできます、でも泊まったことがないところばかりなんです。どこも評判はよく聞くし気にはなっているんだけど...みたいな。
そういう気になる宿が全国にあり、泊まりに行きたいなとウェブサイトを眺めることもしばしばです。

そんな時、ある気になっていた宿が来年春で営業を辞められるという話を聞きました。それは九州にあり、なかなか岡山からだと行きにくい土地。こうやって行きたいなと眺めているだけだと、宿が無くなってしまうということがあるのか。無理やりでも時間を作って泊まりに行かねば、という気持ちと、そして強い危機感と。
ゲストハウスブームが落ち着いた今、大きな資本の安い宿が参入してきていて、全国的に中小の宿泊施設は大打撃を受けています。せっかく素敵な宿を作っても、大手と体力勝負となるとなかなかに厳しく。ユーザーが買い支えるにしても、宿泊業は遠方にあったりして難しい面もあります。

いつまでもあると思うな親と宿。
自戒をこめて、とりいくぐるでした。

2019年11月17日

11月17日:続けていくって本当に大変

11月17日:続けていくって本当に大変

僕は仕事中よくラジオを聞くんですが、先日聞いていたラジオのゲストに、銭湯の改築を得意とされている今井さんという方が出ていらっしゃいました。銭湯を改築設計する上での苦労話なんかを興味深く聞いてたのですが、その中でも印象的だったのが、億の単位で費用がかかること。そりゃそうだ、給排水にボイラー、どれも大変な設備です。多額の費用をかけるということは、やはりその後何十年と続けていけることが必須条件になってくる、とも仰っていました。

さて、とりいくぐるの近所に「つる湯」という、それはそれはレトロで味のある銭湯があります。常連の方も多く、うちのお客さんにも大好評。またおかやまマラソンの当日には、ランナーの方もたくさん押し寄せていました。
そんなとっても愛されている銭湯なんですが、営業時間はなんと夕方5時から夜8時までの3時間(!)という短さ。2年ほど前に1時間短くされ、現行の営業時間に。やはり体力の面だったり、設備の面だったり、負担はかなりあるようなんです。とはいえ営業時間こそ短くされましたが、頑張って営業を続けてらっしゃいます。

宿泊施設を運営している身として常々思うことなんですが、続けていくって本当に大変。長くされている方に、心からリスペクトを。以上、とりいくぐるでした。

ちなみに画像はカドの隣の建物。ここも取り壊し中。

2019年11月 8日

11月8日:業界用語は難しい

11月8日:業界用語は難しい

【定期PR】平日限定・地元割してます!ヘルパー募集しています!来年3月まで予約出来ます!

効果があるのか分かりませんが、冒頭にコマーシャル入れていました。Youtubeの広告のようなものです。


みなさんは、「OTA」って聞いて何かすぐピンときますか?
オータではありません。「Online Travel Agent」、つまりは宿泊予約サイトのことです。ブッキングドットコムなどが有名でしょうか。現在とりいくぐるでは、OTAの掲載を増やすべく色々と準備中なのですが、働いているとまあこういう業界用語のようなものが幾つかあるんですよね。

予約しておいて連絡も無く来ないことは、「ノーショー」。
逆に、予約もなく受付に来て今日泊まれます?な感じのことを、「ウォークイン」。
相部屋を意味する「ドミトリー」も、海外からのお客さんを「インバウンド」と呼ぶのも、もうかなり浸透してきましたがこの業界の用語ですね。

そしてこの業界、特にゲストハウス業界でお客さんのことを、「ゲスト」と呼ぶ風潮があります。とりいくぐるを始めて6年と4ヶ月経ちますが、未だに違和感があるんですよね。かなり頑なに「ゲスト」と呼ぶのは避けています。これはただの、僕の潔癖だったり偏った拘りなので、ゲストと呼ぶ同業者の方々には気を悪くしないでほしいんですが...。

ゲストハウスのような宿泊施設のことを詳しくない人から、ときどき宿泊問い合わせ電話がかかってきます。
湯船はなくシャワーで、それも共同です。トイレも同様です。一番安く泊まれるのは二段ベッドの相部屋です。夕飯も朝ごはんもありません。タオルもうちは有料で貸し出しです。24時間スタッフが対応する、なんてことはありません。深夜に電話もらっても、僕は寝ぼけてます。いやむしろ出れば良い方で、だいたい寝て気づかないこともしばしばあります。
なるべく業界用語を使わず、一般的な言葉で説明します。ゲストハウス好きや慣れてる人にはまどろっこしいかもしれないですが、僕はそうしています。
このゲストハウスという業態、まだまだ一般的とは思えないんですよね。未だに説明して驚かれることが多いので。

僕は落語が好きでよく聞くんですが、落語の世界とか専門用語や符牒が数多くあり、そういうのを聞くたび格好いい~ってなるんですが、まあ分からないと不安だし寂しいので。

今日はそんな業界用語のお話でした。

2019年11月 6日

11月6日:移住のはなし

11月6日:移住のはなし


先日泊まった方は、岡山へ移住される方でした。
関東からまず九州へ移住し、そして次は岡山へ。うちに滞在している間に、不動産屋さんへ行きめぼしい物件を内見し、新居を決めてきたそうです。すごいスピード感!そしてチェックアウト後は観光されていたんですが、夜行バスで帰る前に戻ってこられ、これから岡山へ移住しますんで今後ともよろしくねと、お土産をいただいてしまいました。
他にも、この前カドに来ていた人は、仕事の都合で1年くらいの限定で岡山へ来られた方。その時は、近所の美味しいごはん屋さんを案内したり。
時々、こんな感じで移住される方がいらっしゃることがあります。ヘルパーさんでも、移住を考えているんですよねーって方も多いです。

思い返してみると、とりいくぐるオープン当初は、東日本から移住したいという方がよく来られました。
あっこういう需要があるんだ、と目からウロコが落ちたような感覚で、それから6年経った今も、それなりにいらっしゃいます。切羽詰まってる方もいて、家が決まるまでの間泊めてほしいという方も。
ゲストハウスは情報交換が行われやすいのが特徴のひとつだと思うんですが、まさに移住を希望する方はそういう生の声を欲してらっしゃるんですよね。あの辺りは家賃安いよーとか、月に一度朝市あるよーとか。

というわけで、移住をお考えの方。とりいくぐるでは長期滞在も出来ますよ!ぜひ相談してみてくださいね。
以上、とりいくぐるでした。